2012/11/18 今日はこんな感じで

 やっぱり現場の人の話は面白いな、とこの前の城内さんのブログエントリを読んで思ったんだけど、やはり映画は複数で作られていることがとても重要というか、他の表現にはあまりないことだな、と思う。作家主義とは言わないまでも、映画について語る時に、監督がその映画を代表するというのが、一般的にまだあると思うけれど、そして、それは一面で正しいのだけれど、そうでない部分が映画には圧倒的にあって、それが実はフレームの中を実に豊かにしてるんだなーと普通に思う。

 

 ロケーションから、衣装から、カメラの位置から、そしてそこに生きている人間から、監督がすべてを決定するというよりは、その中から何かを選ぶということに近いのだと思う。そしてその選択肢を広げるために周りのスタッフ、そして俳優が動いているという風に考えると、映画ってほんとに何が中心にあるのか分からない。物語は確かにあるけど、この風景は、この映っている俳優の表情は、どこまで誰が仕組んだものなんてわからない。だから面白いなあと思う。

 

 逆にそんなことを考えさせない映画というものがあって、多分僕にとって、つまらない映画の定義ってそこにあるような気がする。物語がいくら魅力的でぐんぐんひきつけられても、そこに引っ掛かりを感じないと結局残らないものが多い。

 

 そんな意味で『Playback』は公開中に、ふいっと一人で行って一観客として、また観てみたいなと思うのです。…と何も考えずに普通に感想を書いてしまいました。

 

 いつも長めの文章になりがちなので、今日はこんな感じで気軽に終わらせます。

岩井