2012/11/16 ティーチインについて

 映画『Playback』はあっという間に今日、公開からちょうど一週間を迎えました。今日までの一週間はといえば、毎日のようにその日の最終回に監督・出演者・プロデューサーによるティーチインが行われるというなんとも贅沢な日が続き、渋川清彦さん、三浦誠己さん、村上淳さんに御登壇いただき、本日はそのラストとして渡辺真起子さんをお迎えしてのトーク。

 連日様々な質問&感想を観客のみなさんからいただきそれに監督・俳優が真摯に答えるという普段はなかなか体験できない「場」になったように思います。今日も「即興的な要素はどれくらいあったのか」「演出はどこまでするのか」「渡辺真起子さんのシーンに入る予知的なカット挿入は不思議な感覚があった」など率直な意見が飛び交いました。だって俳優さんに直接質問をぶつけられる機会なんてそうそうないですもんね。

 そんななかでも監督に「35ミリフィルムにした意味」を改めて尋ねられるお客さんもいらしたりしました。

 ご存知の通りこの映画は35ミリフィルムにて上映を行っています。空族の富田克也さん、相澤虎之介さんも先行オールナイトのトークで「フィルムが映画に馴染んできた」とおっしゃられていたように僕も初見のときといまではやはり印象が違うなと感じるし、同時にやっぱりフィルムは生ものなんだなと改めて思わされましたそして今日のようにそれについての意見がティーチインの場で交わされることはこの映画にとってとても幸せなことだと改めて思った次第。「フィルムとデジタル両方あったほうが健全だし豊かなんじゃないか」とは監督の談。

 京都の先行上映から始まったこのティーチインというアトラクション。いつでもインスタントに切ったり繋いだりできる1人用の回路ではなくて100人入る劇場全体を使った「場」です。これもまたフィルム同様生ものでしょう。なのでこれからも機会があればどんどんやっていきたいなと、今後も楽しみになった公開一週を迎えた夜だったのでした。

佛木