【レポート】 日本映画プロフェッショナル大賞授賞式

 

 

6月22日(土)、第22回日本映画プロフェッショナル大賞授賞式がテアトル新宿で行われ、名誉なことに三宅監督が新人監督賞を受賞いたしました。

 

当日は、三宅監督は札幌シアターキノでの初日舞台挨拶に出席するため東京での授賞式には欠席をさせていただきましたが、三宅監督に代わって主演の村上淳さんにご出席いただきました。

村上さんは上下に淡い白のジャケットスタイルと鮮やかに染まった赤髪で受賞者トップバッターとして颯爽と登場。村上さんへのサプライズとして松井プロデューサーから花束が手渡されるという一幕も。

 

そして受賞のスピーチとして、三宅監督の受賞コメントを代読していただきました。

 

以下は当日村上淳さんが代読した監督の受賞コメントです。

 

 

 

 

<三宅唱監督 新人監督賞受賞コメント>

 

 

日本映画プロフェッショナル大賞選考委員のみなさま、ならびに、


昨年11月の公開以降、これまで全国の劇場で『Playback』を観てく


ださった多くの皆様に、心から感謝します。ありがとうございます。


プロフェッショナル、という言葉からすぐにイメージしたのは、近所


の八百屋のおじさんや、寿司職人さんです。


『Playback』を撮影している最中、村上淳さんから、


「映画は生き物だね」という言葉をかけてもらいました。


「映画は生き物である」というその言葉を、役者たちやスタッフの姿、


映画のまわりで働く方たちの姿をみては何度も思い出し、噛み締めて


います。


どうやら、八百屋さんと映画屋は、共通する心を持っていそうです。


つまり、プロとは、生きているモノ、ナマのモノを、どれだけ丁寧に


扱えられるのか、ということなのかもしれません。


今後も、素晴らしい役者たちスタッフたちと一緒に、イキのいい映画、


いつまでもフレッシュなままであるような映画をつくり続けられるよ


う、精進したいと思います。


ご来場のみなさま。オールナイト上映は、まさにナマの映画体験です。


ぜひ最後まで、ごゆっくりお楽しみください。


ありがとうございました。


三宅唱

司会の伊藤さとりさんから『Playback』を作るに至った経緯を訊ねられ、「松井宏プロデューサーから映画専門誌のインタビューの際に前作『やくたたず』のDVDを手渡され、そこに名刺代わりとして名前とメールアドレスがあったのでメールしました。」と村上さん。

さらに「三宅監督のどのようなところに監督として魅力を感じたんでしょうか?」という質問に「『やくたたず』を見たときに監督が撮りたい絵を的確に撮っているというものすごい衝撃があった。」などなど、あらためて『やくたたず』への愛と、そこから地続きの『Playback』製作話を丁寧に語っていただきました。

 

 

第22回日本映画プロフェッショナル大賞、その他の各受賞は以下の通りとなっています。

 

○作品賞:『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』
○主演男優賞:井浦新『11・25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』、『かぞくのくに』
○主演女優賞:前田敦子『苦役列車』
○監督賞:若松孝二監督『11・25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』、『海燕ホテル・ブルー』
○新進プロデューサー賞:杉野希妃『おだやかな日常』
○特別賞:大谷直子『希望の国』、および長年の功績に対して
○特別賞:銀座シネパトス(長年の功績に対して1988年7月~2013年3月)

 

授賞式にひき続いて受賞作品のなかから『おだやかな日常』、『Playback』、『SRサイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』の3作品がオールナイトで上映され、いよいよテアトル新宿のスクリーンに『Playback』が!そしてこの夜は英語字幕付きプリントでの上映!

 

なぜならこの日、フィルムプリントで各地を回っている『Playback』は高崎と札幌の2スクリーンでも上映されていたからなのです。

 

東京再々上映も含めてまだまだこの夏もフィルムは全国各地を行脚していきますので各地の皆様、ぜひご期待ください。

 

 

というわけでとても華やかな授賞式・オールナイトとなりました。あらためて授賞式ならびにオールナイトにご来場くださった皆さま、誠にありがとうございました。